映画『グローリーデイ』EXOスホの初出演映画。大人になるってこういうこと??

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事前に何も調べずに見に行ったので、エンドロール流れた時に「え??これで終わり?ウソでしょ!!!」と声が出そうになりました。EXOスホのファンの方たちはさぞつらかったでしょう…というラスト。

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『グローリーデイ』キャスト

監督:チェ・ジョンヨル
ジス:ヨンビ
スホ:サンウ
リュ・ジュンヨル:ジゴン
キム・ヒチャン:ドゥマン

予告編


高校を卒業した後、軍隊に入る友達の見送りを兼ねた旅行で、暴行事件に巻き込まれとことにより、「純粋さの全盛期=グローリーデイ」が終わっていく・・・。

あらすじと感想(思い切りネタバレします)

あらすじというか、登場人物の背景がそのまま物語になっています。

ヨンビ(ジス)

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写真はHPから
4人の中でリーダー的存在で、高校卒業後「何するんだ?」と聞かれて「兄さんを手伝うか…」と答えていました。
父親のDVで母親が亡くなったのか重傷を負ったのか、父親は服役中。
だから、旅先で見た男性が女性を殴るのを見ていられず、暴力男に向かっていきます。

ヨンビらが警察に捕まって、迎えに来た兄はヨンビに、
他人のことに口出しするからこうなったんだ。関わるな!」と言う。

ジゴン(リュ・ジュンヨル)

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大学受験のための浪人中だが、それは母親の希望であって、本人は勉強したくない。旅行に出発する日、ヨンビが迎えに行くと母親に「ジゴンを誘惑するな」と追い返されるが、ジゴンはベランダから脱走して旅行に参加。

警察に捕まった時、迎えに来た母親はジゴンに、
「議員のお父さんの力でどうにかするから、あなたは手を出さなかったと言いなさい。ヨンビだけが暴力ふるったと言いなさい。人生には嘘をつくべき時があるのよ」と言う。

ドゥマン(キム・ヒチャン)

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野球の監督である父親のコネで大学に進学し、野球部で父親にしごかれる毎日。旅行に出発する日も練習中だったが、ヨンビとジゴンが脱走させてくれた。

警察に捕まった時、迎えに来た父親はドゥマンに、
「お前を大学に入れるためにいくら使ったと思っているんだ。逮捕歴なんてあったら野球選手になれないぞ。お金を使ってここから出してやるから、ヨンビだけが暴力ふるったと言え」と言う。

サンウ(スホ)

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両親がおらず、祖母と二人暮らし。祖母は貧しい中、無理してためたお金でサンウを大学に入れようとしている。祖母に苦労を掛けたくないサンウは、軍隊に入るつもりでいる。
旅行中も、仲間の3人から「サンウ、入隊やめろよ」と言われるほど愛されていて、おばあちゃんもサンウのためだけに生きているようなもの。
警察からの逃走中、車にひき逃げされ重傷を負う。

暴行の被害者

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この女性が証言してくれれば4人は放免されるはずなのに。
彼女は地元の有名アナウンサーで、浮気をしていたために夫に殴られていました。
夫は、止めに入った4人を殴ったので殴り返されたが、最終的に死に至らしめたのは、誰だったのか、不明。
浮気が明るみになると夫の死亡保険金が手に入らなくなるので、「4人が夫を殺した」とうそをつきます。

警察

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「忙しい、疲れた」が口癖のチーム長は、パソコンでゲームをしている。
ドゥマンの父親の「袖の下」もあっさり受け取る。
女性が所属する放送局から圧力がかかると、すぐに捜査をやめる。
4人が護送中に喧嘩を始めると、こん棒で必要以上に殴りつける。

映画やドラマでも、こういう警察の怠慢な態度が描かれますが、リアル警察官たちから抗議の声が上がらないのでしょうか。
これが実態だとしたら、改善の声が上がらないのでしょうか。

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韓国「あるある」なのか?

議員だの放送局だの野球監督だの、権力やお金を持つ人たちは、正義のために力を使わず、自分の利益のためだけに力を使うものなのか。
警察は常に権力のいいなりなのか。
取り調べの時に、必要以上の暴力(拷問)がいまだにまかり通っているのか。
夫(男)の暴力から逃げるには、いまだに浮気や上司(男)に頼らなくてはならないのか。

警察の不愉快な態度を含め、もしこういう「社会悪」がなくなったら韓国ドラマも映画も成立しなくなるんじゃないかと思うくらい、ドラマや映画の素材になっています。それだけリアリティがあるということなのでしょうね。

大人になんかなりたくない

若い警察官が「おかしくないですか?4人は本当にやってないと思います」と上司に言っていたので、どこかで女性のウソがばれ、スカっとする場面が来ると信じて映画をみていました。

しかし、結局。

親から現実を突き付けられたジゴンとドゥマンは、ヨンビに
「お前が一人罪をかぶってくれないか」
「サンウは裁判に出られないから、サンウのせいにしよう」
とか言いだし、ヨンビは「そんなことできるかー!!!」と怒っていたが・・・。

裁判で暴行致死はサンウのせいになって、3人は釈放され、
「首謀者サンウ」は交通事故の怪我から目覚めないまま亡くなった。
ここで映画終了。

こんなんでいいの?
4人が悪いわけじゃない。悪いのは社会だ、大人だ。
正しいことを叫んでも、聞いてくれる大人はいない。
だったら、社会や大人に合わせるしかない。

警察や彼らの親にも「グローリーデイ」が、あったのだろう。
この4人も大人になったら、子供たちに「社会に合わせろ」というのだろうか。
そうして、不正や暴力が、再生産される。

私は、若いころは「社会正義」のために生きていきたいと思っていました。
社会人になってからも、「それはおかしくないか」と上司に噛みついたこともありました。
それでも何も変わらないから、結局、組織で働くことをやめて「フリー」を選びました。
戦い続けることを選ばなかったのですから、何も言えませんけれど、でも・・・。

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映画「ベテラン」「インサイダーズ」で、不正が暴かれ「悪者」が懲らしめられるのは、夢物語なんですね。夢と分かっていても夢見ざるを得なくて、映画が大ヒットするのでしょう。

映画「ベテラン」

映画「インサイダーズ」

この年になりますと、「ハッピーになりたい」という気持ちで映画をみるので、このラストはつらいです。
でも、4人の若者たちは、新進気鋭の役者として、さすが演技もうまく、それぞれ役にぴったりでした。
今後またスクリーンで、ビックになったこの子たちに再会できるかも、という期待が唯一明るい話題です。

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