映画『超能力者』カン・ドンウォンVSコ・スで、カン・ドンウォンが悪役・・・

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韓国文化院の今回の「韓国映画企画上映会」のテーマが、日本でリメイクされた韓国映画ということで、「殺人の告白」「超能力者」「サニー・永遠の仲間たち」の3編が上映予定にはいっています。このうち、みたことがない「超能力者」を動画サイトで見てみました。

映画『超能力者』

2010年公開
1
監督:キム・ミンソク
チョイン:カン・ドンウォン
ギュナム:コ・ス

あらすじ
チョインは、見た人物を思い通りに操ることができる超能力者。貸金業者などからお金を盗んで生活していたが、ある日、盗みに入った貸金業社で超能力が通じないギュナムに出会う。成り行きでそこの社長を殺してしまったため、復讐に燃えるギュナムに追われることになる。

予告編

感想

チョインは、父親がDVで、母親もチョインと心中しようとし、身体的にも片足がないというハンディキャップをもつ気の毒な生い立ちです。
お金をこっそり泥棒しながら、フィギュアの趣味を楽しむつつましい生活をしていたところ、ギュナムに追われるようになって、
身を守るために、多くの人を殺したり、警察沙汰になってしまったり、公道をカーチェイスすることになってしまいます。

お金を盗むのは悪いことではありますが、チョインは障害も抱えていて、普通に働くのは難しい現実があります。
超能力だって、それ以外には人の迷惑になるような使い方はしていません。

ギュナムは、殺された社長を「とても良い人だったから、復讐してやる」と言っていますが、
金貸し業の社長は、あまりきれいな仕事ぶりではなかったはず。

チョインのセリフにも
お前(ギュナム)のせいで事が大きくなっているんだぞ
というのがありますが、まさにその通りです。

そうだ、そうだ、ギュナムが悪いんだ、と思ってしまうのは、
チョインを演じているのがカン・ドンウォンだからかもしれません。

ギュナムに超能力が効かない理由

冒頭、ギュナムは交通事故にあって、それまで働いていた廃車工場をクビになってしまいます。
その時の怪我とか手術が原因なのかなー??と思って見ていましたが。

地下鉄にぶつかって、大けがしたのにすぐに治っていたり、
高層ビルから落ちても、車のボンネットに落ちたとはいえ、大けがで済みました。
なんてったって、最後、車いすからあっさり回復しましたし。

冒頭の交通事故で入院している場面で
「医者が驚異的な回復力だと驚いていた」
というセリフがあるように、ギュナムも特殊能力者だったわけです。

チョインとギュナムが直接対決をした時、
足が不自由なチョインは、腕力ではまったくギュナムにかないませんでした。

肉体の回復も超人的、腕力や体力も超人的なギュナムと、
自分の力はないけれど、他人を操って他人の力を借りるチョイン。

この二人を対比させて、チョインが限界超えて能力を使ってしまい、無残に負けてしまう
なんだか、チョインが気の毒になってしまいました。
チョインに同情したのは、カン・ドンウォンだから、という理由だけではないですね。

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外国人労働者の存在

この映画で、超能力以外に印象的だったのが、ギュナムの親友ふたりが外国人だったことです。
韓国でも外国人労働者が増加しているという背景があるのでしょう。
ギュナムが最初に働いていた廃車工場も、ほとんどが外国人。

工場での食事風景
3

ギュナムの親友、トルコ人のアルと、ガーナ人のアブ
4

特にトルコ人のアルが話す韓国語が、とても流暢でした。
主演のカン・ドンウォン、コ・スもよかったけれど、この二人の外国人も、映画の成功に大きく貢献したと言われています。

日本版『MONSTERZ モンスターズ』

2014年公開
2

超能力者に藤原竜也、追う人に山田孝之。藤原竜也はこの手の悪役がぴったりというか、こういう役を演じることが多いですね。
「デスノート」とか「藁の楯」とか。

作品はみていませんが、予告編をみると、韓国の作品にかなり近い気がします。

『MONSTERZ モンスターズ』予告編

そういえば、韓国文化院のラインナップにはいっている「殺人の告白」も、
日本でのリメイク作は藤原竜也ですね。
そして、これもちょっと軌道を逸した人物ですし。

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コメント

  1. お久しぶりです。
    殺人的な翻訳スケジュールも終わりが見えてきてるのでほんとに久しぶりに日本のブログの方をぶらぶら散歩してます。
    記事に私が翻訳した映画が紹介されているんで、コメントを残させていただきました。

    韓国は記録的な猛暑で皆が苦しんでいるのですが、日本の事情も同じですよね?
    いや、もっときついでしょうかね。

    どうか熱中症とかにご注意ください。

      • sokjon2016
      • 2018年 7月 27日

      カワトシさま
      お久しぶりです!
      「モンスター」の韓国語字幕を担当されたんですか?
      日本版はまだみていないので、見て見なければ。

      私はこれほどの猛暑であっても「早く冬になってほしい」とは思わないのですが、
      さすがに冷房の使用頻度が上がっています。
      異常気象が通常気象になりつつあるようで、いやな感じですね。
      またカワトシさんのブログも拝見させていただきますね。
      暑中お見舞い申し上げます。

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