お勧め韓国ドラマ『ピノキオ』第19話をもっと楽しむために! 日韓対訳セリフつき
GYAO!で配信された『ピノキオ』も最終回を迎えてしまいました。「嘘も方便」、「優しい嘘」などといいますが、事実は事実として向き合わなければならないんですよね。
『ピノキオ』第19話 メディアと企業の癒着
MSC放送に圧力をかけて、自分の企業に都合の良い報道をさせてうたボムジョグループのパク会長。
工場火災の真相を隠すために、
「火災はアン・チャンス巡査の見落としが原因」
というでっち上げ報道を繰り返させました。
しかし、パク会長の手下だったソン記者はアン・チャンスに
自分を名誉棄損で訴えろ。取り調べですべてを暴露するから
と持ち掛けて、パク会長を追い詰めていきます。
まさにサイダー展開!
パク会長は部下たちの提案を実行していきます。
警察からの出頭要求を回避するために出張工作をしますが、
字幕:박로사 회장 거짓 출장 탄로나
日本語:パク・ロサ会長、偽出張 バレる。
しぶしぶ出頭に応じる際、早朝・地下入り口で取材回避を図りますが、
ベテラン記者に手の内を読まれ、取材攻勢にあいます。
ほかのビッグニュースで世論の目を逸らそうとしても、
字幕:인기 아니돌 FAMA 무혐의 처분
日本語:人気アイドルFAMA 疑惑晴らす
最後は、名誉棄損で訴えたアン・チャンスを懐柔しようとすます。
山と積まれた金品に一瞬心が揺れますが、YGN放送局の取材陣が来て、懐柔団、撤収。
パク会長のやり方とは
いよいよ手詰まりとなったパク会長。
字幕:私のやり方でやる。
セリフ:이제 내 식으로 합시다
直訳:もう私のやり方でやりましょう。
字幕:厳しくすれば
セリフ:가는 말이 험해야
直訳:行く言葉が厳しければ
字幕:優しくしてもらえる。
セリフ:오는 말이 고운 법이거든.
直訳:来る言葉が綺麗なものなのよ。
それをこっそり聞いていたボムジョは、涙、涙。
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元のことわざと、パク会長式のことわざ
ここのパク会長のセリフ、実はうまいこと言っています。
本来のことわざは、
가는 말이 고와야 오는 말이 곱다
行く言葉がきれいであってこそ、来る言葉がきれいだ。
자기가 남에게 말이나 행동을 좋게 하여야 남도 자기에게 좋게 한다는 말.
自分が他人に言葉や行動をきちんとすれば、相手も自分にきちんと返してくれる。
一般的に日本の「売り言葉に買い言葉」に該当することわざとして紹介されています。
これをパク会長は、
가는 말이 험해야 오는 말이 고운 법이다
行く言葉を厳しくしてこそ、来る言葉が綺麗なものだ。
意訳:厳しい態度を見せなければ、自分の望む答えは返ってこない。
意訳:こちらの言うことを聞くまで、相手を締め付けろ。
이제 내 식으로 합시다
私のやり方でやりましょう。
つまりこのセリフは、ことわざだって自分の気に入るように変えてしまう、
ということだったんですね。
さらにさらに、第19話のタイトルは、
해와 바람과 나그네
太陽と風と旅人(北風と太陽)
太陽と北風が、旅人のコートを脱がす競争をするイソップ童話です。
パク会長は、北風のやり方しか知らなくて、負けてしまうというタイトルだったんですね。
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皆さまの韓国語の勉強に少しでもお役にたちますように!
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