余韻を残す『私の解放日誌』ー結末と、解放・拘束のイメージについて

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『私の解放日誌』が終わって1週間たっても、次のドラマを見る気にならないほど、なかなか私を解放してくれない『私の解放日誌』。特に最終回は、あれもこれも名場面で、名セリフでした。

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最終回「歓待」で解放

通常のドラマならば、
主人公男女が結婚する
アルコール中毒から回復する
というわかりやすい「ゴール」がありますが、

『私の解放日誌』は、
500ウォン玉が下水溝に落ちなかった
コンビニで買った酒を置いて行った
というささやかな「スタート」で終わりました。

一歩一歩
한발 한발
ハンバル ハンバル
僅かであっても前に進んでいこう
というとても現実的なハッピーエンドでした。

毎朝、悲しみや憎しみが押し寄せてくるのを
ク・ジャギョンはアルコールでごまかし、
ミジョンは「悪い奴」を罵ることで持ちこたえてきた。

そういう憂鬱な現実から
自分を「解放」するキーワードが、

無条件に相手を受け入れる
추앙 推仰 チュアン(崇める)

悲しみ・憎しみの対象を受け入れる
환대 歓待 ファンデ

でした。

そういえば、
ミジョンに借金を負わせた「先輩」も
あのイヤ~な上司も
胸のすく報復があるかと思いきや、
なにもありませんでしたよね。

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解放と拘束のイメージ

『私の解放日誌』は、
印象的なセリフも魅力的でしたが、

セリフよりも「演出」で表現しているものが多いので、
何度も見直す楽しみもありました。

最終回の500ウォンのシーン
3 (6)

わざわざ
下水溝の下から見上げる視点で
ク・ジャギョンをとらえています。

格子で区切られた内と外といえば。

12話で、ク氏がサンポ市を離れる時に、役所に野良犬を捕まえる場面。
3 (4)

野良犬=ク氏
檻=ホストクラブ
というイメージでした。

さらにク氏を狙っていたペク社長の最後も。
3 (5)

最後まで解放されないまま死んでしまったペク社長。

解放されていない状態を
檻の中
で表現していたなら、

最終回の下水溝の中から見上げたク・ジャギョンは、
檻の外=解放
を意味していると言えます。

ク・ジャギョンが解放されたのかというと、
アル中やら仕事やら人間関係やら、
何一つ解決していません。

でも、
最終回の冒頭に、
解放クラブのメンバーが久しぶりに再会した時の会話に、

내 힘겨움의 원인을 짚었다는 것
苦しさを生む原因が分かったこと

それだけでも大きな解放だというセリフがありました。

ーーー
짚다 チプタは、辞書では
杖をつく/指す/推し量る

という意味が紹介されています。
詳しく見てみる/検証する/調べてみる
という場合によく使われています。
ーーー

解放に向けての一歩こそ、
スタートこそゴールだともいえるのでしょう。

ミジョンたちは、
解放クラブを、再開することします。

ミジョンをはじめとして、
登場人物それぞれが、
鬱屈した気持ちの原因をつきつめて、
それを受け入れる
というドラマだったんですね。

まさに「私の」物語だ
というドラマの感想をよく見ました。
私も同様で、
未だに、余韻に浸っています。

『私の解放日誌』の感想などはこちら!
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皆さまの韓国語の勉強に少しでもお役にたちますように!

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