ソン・ジュンギ『財閥家の末息子』実在の人物・出来事、人気を呼んだ理由
ソン・ジュンギ主演の『財閥家の末息子』、いつ日本で公開されるのでしょうか。最終回でコケたとはいえ、ソン・ジュンギ出演作であれば、早い時期に日本上陸しそうですが。
『財閥家の末息子』
2022年11月18日から12月25日放送 JTBC
チン・ドジュン:ソン・ジュンギ
(スニャン財閥の末孫)
チン・ヤンチョル:イ・ソンミン
(スニャン財閥の創設者)
ソ・ミニョン:シン・ヒョンビン…「賢い医師生活」のキョウル
(スニャン財閥を捜査する検察官)
あらすじ
スニャンで働くヒョヌは、経営陣に便利に利用された挙句、殺されてしまう。
しかし、スニャンの末孫ドジュンに生まれ変わり、
自分を殺したのは誰か、スニャンに復讐する機会を得る。
未来を知っている強みを生かし、スニャンの後継者の座を狙う。
日本語予告編がないので、主題歌で雰囲気を。
(画像をクリックすると動画になります)
人気を得た理由
主演はソン・ジュンギですが、圧倒的存在感を示したのが、
チン・ヤンチョル役のイ・ソンミン
もともと芸達者な方ですが、
精米所から財閥を育てた起業家の誇り
家族からも裏切られる孤独感
ドジュンへの不信と愛情
などなど、誰もが「すばらしい」と賛辞を送っていました。
原作の力
『財閥家の末息子』は、同名のウェブ小説が原作です。
もともと原作が大人気だったので、期待値も高かったようです。
復讐ものなだけに、善玉・悪玉が明確で、
主人公が悪玉をやっつけるプロセスの爽快さがウリなわけです。
原作では、主人公のドジュンが、結構汚い手段もいとわないらしく、
それがドラマでどうなるか・・・ソン・ジュンギだからねえ。
という部分の原作との違いも、一つの見どころと言われていました。
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実在の人物
原作者が、スニャン財閥はサムソンがモデルだと明かしています。
つまりイ・ソンミンさんが演じたチン・ヤンチョルという人は、
サムソン創設者、イ・ビョンチョルがモデル
写真でもわかるように、メガネのデザインが同じ。
そして、強烈な慶尚道の方言。
ドラマで、チン・ヤンチョルが寿司を食べるシーンで、
「この寿司の米粒はいくつあるのか?」と職人に問う場面がありますが、
これはイ・ビョンチョルの逸話だそうです。
そして、チン・ヤンチョルがスニャン百貨店の代表職、
リアルでも、イ・ビョンチョルの娘は新世界百貨店の会長だとか。
もう一人、印象的な人物、スニャンのライバル企業・デヨン財閥。
主力が自動車というところからしてヒョンデ(現代)っぽいのですが、
モデルはヒョンデだそうです。原作では「デヒョン」だとか(笑)。
ドラマでは、創設者チュ・ヨンイルが、韓服(パジ・チョゴリ)を着て
登場しますが、ヒョンデの創設者も韓服をよく着ていたとか。
というように、登場人物のモデルは誰だとか、
このエピソードは実話だとか、
分かる人には、さらに面白味が増すのでしょう。
現代史をなぞりながら
2022年に43歳で殺されたヒョヌは、
1987年に10歳のドジュンとして生まれ変わります。
1987年といえば大韓航空機爆破事件
1997年のIMFショック
1998年の起亜自動車の破綻
2001年の9.11テロ
ここら辺をリアルにニュースを見てきた世代にとっては、
単純になつかしさがありますし、
それらがもたらす影響を利用していくドジュンの目線を
共有している、という快感もあります。
あと、ドジュンのお父さんが映画の配給の仕事をしているので、
1990年の「ホームアローン」1997年の「タイタニック」などで
「ああ、あの頃・・・」と個人的な思い出もよみがえったり・・・。
そんなわけで、40代50代の視聴者に好評だったではないかと思われます。
視聴率もうなぎ上りで、好評・絶賛の嵐だったのですが、
放送終了後は、逆にブーイングの嵐に。
何が視聴者を怒らせたのか。近日中にまとめます。
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皆さまの韓国語の勉強に少しでもお役にたちますように!
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