ドラマ『ザ・グローリー』結末の分析-雲が垂れ込めるハッピーエンド
『ザ・グローリー』のエンディング、大満足でした。因果応報、勧善懲悪というドラマのテーマにぴったりでした。
ドンウンの飛び降りを止めた人物
『ザ・グローリー』パート2の予告編に、ドンウンが
屋上から飛び降りようとしている場面
が入っていたので、
まさか、主人公が死んでしまって終わりなのか?
という不安がありましたが、そうはなりませんでした。
ドンウンの復讐は、
自分の手に血がかからないもの
でしたが、それでも人の命を奪うことに加担していました。
特に、ヨンジンの娘イェソルに対しては、
申し訳ない気持ちを強く持っていました。
そういうドンウンを生きさせたのは、
ヨジョンのお母さん。
도와줘요
力を貸して
내 아들 좀 구해줘요.
うちの息子を助けて
여정이의 끝도 그런 난간이면 어쪄죠?
ヨジョンの果てもこんな絶壁かもしれない
「死なないで」じゃなくて、
復讐を手伝ってあげて
というのは、とても説得力がありました。
ソウルに住んでいるヨジョンのお母さんが、
このタイミングに、ここにやって来る
という不自然さを、感じさせないほどの説得力がありました。
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エンディングの暗黒の雲
ヨジョンの仇、カン・ヨンチョンのいる刑務所に
ドンウンとヨジョンが一緒に入っていくシーンで終わりました。
この場面で、
突然、空を黒い雲が覆い、
2日がそれぞれ、サランヘヨと告白して、
刑務所の中に入っていきます。
黒い雲:먹구름
が意味するのは、何なのか。
いくつかの解説レビューを見ると、
二人の復讐を、神様は目をつぶって許している
今までの復讐も悪天候時に行われていた
やはり復讐するのは2人にとってもつらいこと
明るい未来ではないけれど、お互いの愛で前進する
という解説が多かったです。
復讐に向かう時点で告白しあう、サランヘヨ사랑해요についても、
ドンウンとヨジョンの関係を考えて見ると、
ドンウンの復讐の時は、
ヨジョンが医者の立場から証拠集めを手伝い、
ヨジョンの復讐の時は、
ドンウンが復讐のプロとして刑務所に入り込む手筈を整え、
この2人の「愛」が復讐を補完しあう関係だ、
ということも関係あるように思います。
今は、復讐が2人の絆であるけれど、
ドンウンが、復讐を終えて、
止まっていた19歳の原点に戻れたように、
ヨジョンも、復讐を終えた後、
原点に戻って、自分の時間を生きられるようになったら、
その時は、光いっぱいの空の下で、
あかるいサランヘヨが言えるのではないか、
という希望も感じられます。
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