『もうすぐ死にます』全8話みての感想~納得の大好評
アマゾンプライムで2024年1月5日に『もうすぐ死にます』パート2が公開されて、前8話を完走しました。前半のパート1は「なかなか面白い」で、3日くらいかけて見たような気がしますが、後半のパート2は我慢できなくて一気見するほどに面白かったです。
『もうすぐ死にます』のあらすじや見どころはこちら
。原作ウェブ漫画を超えた?
原作を実写化したドラマや映画で、
原作より好評を得るものは、めったにありません。
『もうすぐ死にます』ドラマ版の評判をざっとみていると、
特に後半パート2に関しては、好評一色。
中には、
原作よりいいかも!?
という声までありました。
実は原作では、
主人公のイジェが「性犯罪者」に生まれ変わる
というエピソードがあり、これが問題になったそうです。
ドラマではこのエピソードが削られています。
また、ドラマではイジェの恋人が小説家で、
イジェがモデルのゴヌに生まれ変わった時に再会しますが、
小説では、「恋人」と「小説家」が別人で出て来るそうです。
この設定変更がとても好評でした。
そして原作にはいなかったパク・テウ。
後半のパート2で、
このパク・テウが数々の殺人の黒幕であることが分かり、
パク・テウへの仕返しが描かれます。
この仕返しには、
過去に生まれ変わった人たちの記憶・人脈・能力を総動員されます。
2番目に生まれ変わったスポーツ選手の飛行機操縦能力
4番目に生まれ変わった闇組織の殺し屋の情報力
8番目に生まれ変わった連続殺人犯の殺人方法
9番目に生まれ変わった刑事という仕事
まさに華麗なるリベンジ! とてもすっきりします!
本当に最後の復讐劇のカタルシスたるや!
原作にいないパク・テウを設定させたのは、大成功です。
原作の設定を変えると、酷評されることもありますが、
今回は設定変更は大正解だったんですね。
スポンサーリンク
後半にいくほど面白い
でも前半パート1(第4話まで)は、それほど面白かったわけではありません。
主人公イジェ(ソ・イングク)が就活に失敗してビルから飛び降りるまでは、
やはり見ていて辛いです。
その後「死」(パク・ソダム)と出会って、
「まもなく死を迎える人物」に生まれ変わっていきます。
12人の人物に生まれ変わるチャンスが与えられ、
その死を回避できれば、その人物として生き続けることができる、
というルールを知らされます。
1人目(財閥2世)、2人目(ダイビング挑戦者)までは、
生まれ変わっても、あっという間に死んでしまいます。
その都度「死」にあざ笑われるので、これも見ていて面白くない。
そのうち生まれ変わる12人(つまりすぐ死ぬ運命にある人々)の死に、
パク・テウという人物が黒幕として存在しているということが分かってきます。
ここまでが前半パート1なので、
まさに、後半パート2のためのビルドアップだったんですね。
第4話までは、我慢が必要です。
『もうすぐ死にます』が伝えるメッセージ
『もうすぐ死にます』の内容は、
パク・テウへの復讐と、
自ら命を絶ったことへの絶対的な後悔
です。
クライマックスで、
イジェが11番目に生まれ変わった人物は「自殺」でした。
これまで生まれ変わった10人は「他殺」でした。
11番目の人物の「自殺」が、
パク・テウとイジェの悪縁の始まりを作ったのでした。
イジェの11番目の生まれ変わりによって、
パク・テウへの復讐劇が完結しました。
そしてイジェが最後に生まれ変わったのが、
自分のお母さんでした。
自ら死を選んだことが、恋人や母親など、
イジェの大事な人にどれだけの悲しみと痛みを与えたのか。
母親が死にかけた時、
母親の中にいたイジェは何があっても生きるために努力した。
イジェとして生きていた時は死を選んだことを
心から後悔して、パク・ソダムの「死」に深く謝罪しました。
パク・テウ復讐劇で味わえる最高のカタルシスと、
イジェがなぜ自ら死を選んではならないのかを学ぶプロセス。
いずれも、とても説得力がありました。
『もうすぐ死にます』はとてもお薦めなのですが、
難があるとしたら、
直視できない残虐シーン。
連続殺人犯とか、
殺人を楽しむサイコパスとか、
ここらへんのシーンは、私も思わず目をそらしました。
よろしかったらお願いします!
韓国語ランキング
自己紹介はこちら
最後まで読んでいただきありがとうございます。
スポンサーリンク
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。