映画『麻薬王』ソン・ガンホ主演、豪華すぎるわき役陣、期待は高まるばかりですが。

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『タクシー運転手』の小市民、『王の運命』では朝鮮の王様、『密偵』の植民地時代の警察官、『弁護人』の戦う弁護士などなど、思い出すだけでも鳥肌たつほど感動がよみがえります。作品が扱うテーマも感動を呼ぶものですが、ソン・ガンホの演技あってこそですから。だから、そのソン・ガンホ主演の新作映画に、期待が大きかったのは仕方がないのです。ネットフリックスで日本語字幕付きで公開中。

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『麻薬王』キャストとストーリー

2018年12月公開(韓国)
1

監督:ウ・ミンホ
(映画『インサイダーズ』の監督さん)
イ・ドゥサム:ソン・ガンホ(麻薬王)
キム・イング:チョ・ジョンソク(検察官)
キム・ジョンア:ペ・ドゥナ(麻薬王の女)

あらすじ
1970年代に実際にあった麻薬事件に関連した、釜山の麻薬王イ・ファンスンがモデル。
釜山の船上で行われていた金の密売で、鑑定を務めていたドゥサムは、仲間の裏切りで刑務所へ。
妻の尽力で、いったん帰宅するが、ヒロポンの密輸に手を染める。
政財界の有力者とのコネをもつジョンアとなり、麻薬王と呼ばれるまでになる。
しかし、釜山に麻薬撲滅に情熱をかける検察官が赴任し・・・。

韓国語の予告編

脇役がすごい

予告編は韓国語ですが、それでも、「え!この人まで」という面々が出ているので貼り付けてみました。

まず、イ・ソンミンさん。買収される警察官。
2

イ・ヒジュンさん。「青い海の伝説」の詐欺師が好きでした。
3

分かりにくいですが、チョ・ウジンさん。「トッケビ」の秘書さんが、えらい変わりようです。
4

そしてペ・ドゥナ。ドゥサムの愛人役。
5

最後にチョ・ジョンソク
6

ソン・ガンホだけでも存在感は十分なのに、
予告編に出てくるだけでも、これだけいますから、おおお!となりますよね。

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つまらなかった理由

はい、本当につまらなかったので。
ネットで検索したら、

리얼 피하고 염력을 피했는데 마약왕을 못 피했네
「リアル」も「念力」も避けられたのに、「麻薬王」は避けられなかった。

なんて言葉があちこちに(笑)。

「リアル」はキム・スヒョンの黒歴史になってしまったアレで、
「念力」は邦題「サイコキネシス」、リュ・スンヨン主演でシム・ウンギョンが出ています。

「リアル」と並べられてしまうとは、ソン・ガンホも「あちゃー」ですね。
私は「リアル」は避けられたけど「念力」と「麻薬王」を見てしまったクチです。
「リアル」を見ていないから、なんともいえませんが、
「念力」と「麻薬王」が比較されるのは、わかる気がする・・・。

いずれも、前後のつながりが悪いんですね。

編集ミス?というほどぶつ切れ

「麻薬王」でいえば、
ドゥサム(ソン・ガンホ)は、政財界のロビーストジョンア(ペ・ドゥナ)と懇ろ(死語か?)になるわけですが、
その気を見せなかったジョンアが、ころっと落ちてしまうんですね。
ドゥサムのどこに惚れたのか、決定的なセリフがあるわけでもなく。

ジョンアが「私は簡単に落ちないわよ」ってつれない素振りをした次の場面で、
ジョンアとドゥサムがすでに仲良くなっている・・・。

ドゥサムには妻がいて、
気が強くて、行動力も並外れた、生命力の塊で、夫婦仲もよかった。
それなのに、ドゥサムはジョンアと暮らし始める。
ドゥサムの葛藤とか、妻への申し訳なさとか、一切なし。だから、
後半で突然、再登場するのですが、この人だれ?レベルに存在忘れてました。

麻薬王になれた根拠は

万事がそんなふうで、致命的なのは、
ドゥサムがどうして麻薬王になれたのか、まったくわからない。

「マスター」のイ・ビョンホンには、人をだます才覚が優れていたとか、
「華麗なるリベンジ」のファン・ジョンミンは緻密な準備があったとか、
「ベテラン」のユ・アインにはぞっとする狂気があったとか、
そういう「売り」というか「特記事項」がないんですよね、ドゥサムには。

時代的背景も

1970年代という時代設定、朴正煕政権時代です。
日韓条約が締結されたから、日本との麻薬密売が繁盛する、
金大中拉致事件で、何が起きるかわからない不安、
大統領暗殺事件ではその不安が実現してしまう恐怖、

金大中拉致事件や暗殺事件のテレビ映像なども
映し出されるのですが、
なんだか、中途半端というか、物語にあまりコミットしてこない。

ドゥサムが時代の流れに乗ったとか、振り回されたとか、
そういう話ではなかったと思います。

ドゥサムが、どうして麻薬売買で大成功をおさめたのか、
よくわからないまま、没落していったので、
だったら、
もっと時代背景を全面に出して、時代に翻弄された~という
お話にしたほうが面白かったんじゃないか。
素人がそう思うほど、???だったわけです。

そんなわけで、決してお勧めできませんが、
チョ・ウジンさんのヤクザ演技なんて、ここでしか見れないかも、
という価値はあります(笑)。

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