映画『工作~黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男』遅ればせながら見てきました。

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ものすごく評判が良いので早く見たかったのに、なかなか見れなくて、ようやく見てきました。2時間半近い作品ですが、緊張感が途切れず、最後はうるうる涙まで!スリルとサスペンスと感動まで!よい映画でした。

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映画『工作』

2018年8月公開(韓国)
4 (2)
監督:ユン・ジョンビン
(カン・ドンウォン主演の「群盗」の監督さん)
パク・ソギョン:ファン・ジョンミン
(北に潜入したスパイ黒金星)
リ・ミョンウン:イ・ソンミン
(北の高位幹部)
チェ・ハクソン:チョ・ジヌン
(安全企画部室長)
チョン・ムテク:チュ・ジフン
(北の国家保衛省課長)

予告編

あらすじ
1992年、軍人のパク・ソギョンは北の核開発の状況を探るために、
工作員として北朝鮮に潜入する命令を受けた。
事業家に扮し北朝鮮の外交交渉を一手に握るリ所長の信頼を得て、
北朝鮮で広告撮影するという計画を推進する。
しかし1997年、韓国の大統領選挙をめぐる祖国と北朝鮮の裏取引が行われ・・・。

「工作」という単語の思い出

映画とは関係ない話ですが、
「工作」という単語に、ちょっとした思い入れがあります。

昔、中国の朝鮮族が住む延吉という町で通訳をしたときのこと。
まず、空港で

공작원실(工作員室)

という看板に驚きました。
韓国で공작원(工作員)といえば、スパイのことですから。
でも、中国語の工作員は「職員」とか「作業員」くらいの意味だとか。

そして通訳の席で、
中国側の方が常日頃、日本にいつ電話しても担当者が事務所にいることに驚いていると話しながら、

매일 몇시까지 공작하십니까?
毎日、何時まで工作されているんですか?

と訊いて、一瞬「工作?技術・家庭の授業?」と思いましたが、
空港で見た看板を思い出して、
「공작(工作)=仕事」と理解していいのかと納得しました。

中国の朝鮮族。
韓国語が通じるとはいえ、中国語の影響を受けているので、
ズレや違いがたくさんあって、おもしろい!
とわくわくしたものでした。

実話をもとにしたフィクション

さて、映画『工作』の感想です。
黒金星(흑금성 フククムソン)という実在のスパイが書いた手記
を元にして作られたそうです。
実話ならではの緊張感があります。

まずは、時代背景が1995年というのに驚きました。
金永三大統領の時代です。
軍事独裁政権が終わり、初めての文民大統領、
そして民主化が実現した時期です。

それなのに、1997年の大統領選挙に、
北の脅威を利用しようとしていたなんて。
총풍사건(銃風事件)というそうです。

北との対立を利用している限り、
政府に反対すると「共産主義」という
でっち上げの可能性があったのだろう。
軍事独裁は終わっても、まだ厳しい時代だったんですね。

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実話とフィクション

さて、作中、黒金星はパク・ソギョンですが、
本物の黒金星は、박채서(パク・チェソ)という人です。

そして、北朝鮮のリ・ミョンウンは、
리철운(リ・チョルン)という、実在する人物です。

映画の中で、最も緊張が高まる瞬間、
リ・ミョンウンが、黒金星の正体を暴露する新聞記事を持って、
パク・ソギョンに拳銃をつきつけながらも、
北朝鮮からの脱出を手助けするところです。

これはフィクションだそうです。
パク・チェソさんの回顧録によると、
暴露記事が出たときは、平壌にはいなかったそうです。

な~んだ、と思いましたが、
全編通じて、派手なアクションなしで、
これほど没頭できるだけでも、すごい作品です。

俳優の熱演

ファン・ジョンミンとイ・ソンミン。
お調子者の商売人を演じるスパイ、ファン・ジョンミン。
不気味なのに人情味ある北朝鮮の役人、イ・ソンミン。

芸達者なお二人ですから、
どっちがどっちを演じても、
ぜんぜん違和感ないだろうと思います。

で、映画を見ていて、「へ~」と意外だったのが、
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ファン・ジョンミンって、背が高い!

公式的には、
ファン・ジョンミンが180センチで、
イ・ソンミンが178センチ
とありますが、もっと差がありそうです。

「華麗なるリベンジ」で、
186センチのカン・ドンウォンと並んでいるチラシで、
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ちょっと低めという印象が残っています。
でも、改めてみると、
ファン・ジョンミン、180センチ以上あるんじゃないかしら。

ちなみに、北朝鮮の軍人を演じたチュ・ジフンは、
身長が187センチだそう。
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カン・ドンウォンやチュ・ジフンは、余計な話でした。

北の役人であるリ・ミョンウンは、
経済状況が悪いために、
韓国軍人役のファン・ジョンミンより
背が低い、という設定だったのだろう、とふと思いました。
大したことじゃないですけれど。

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