ウェルメイド映画『三姉妹』名優と名演技、そして端役に豪華俳優
6月から公開されていた話題作『三姉妹』を、うっかり忘れていました。上映終了かと思いきや、映画館によって8月から上映とか、9月から上映というのもあり、見ることができました。
『三姉妹』
2021年1月公開(韓国)
原題:세자매(三姉妹)
監督:イ・スンウォン
キャスト
長女ヒスク:キム・ソンヨン
次女ミヨン:ムン・ソリ
三女ミオク:チャン・ユンジュ
あらすじ
熱心なクリスチャンで夫は大学教授というミヨンには、
毎日のように酒を飲んで電話をかけてくる妹がいて、
借金で生活が苦しいが疎遠の姉がいる。
父親の誕生日に一族が集まった時に幼少時のつらい思い出が爆発する。
『三姉妹』の豪華出演陣
主演のムン・ソリは、もうベテラン中のベテラン。
私が挙げる彼女の代表作は迷わず『オアシス』です。
そういえば、以前『青い海の伝説』で、
私の「ムン・ソリ愛」を語りましたっけ。
そして、長女役のキム・ソンヨンさんも、
『応答せよ1988』や『愛の不時着』などで名優ぶりを発揮しています。
『三姉妹』の監督さんとキム・ソンヨンさんがリアルで夫婦だとか。
↓左端から、監督さん/ムン・ソリ/キム・ソンヨン/チャン・ユンジュ
キム・ソンヨンさんは、『応答せよ1988』の時に、
チェ・ムソンさんが好みのスタイル!
と言っていて、
バラエティー番組でも、
私にとって、100キロ以下は男じゃない
と言っていましたっけ。
一瞬しか登場しない豪華俳優
長女ヒスクの夫役に、キム・ウィソン。
暗がりの中で登場するので、はっきり顔が見えなかったので、
あとで検索して確認しました。
↓ミスターサンシャインのキム・ウィソン。
『三姉妹』でも、憎たらしい役でした。
この方も一瞬のみ、セリフすらありませんでした。
真ん中にいらっしゃるのがイム・チョルスさん
『還魂』のイ先生ではありませんか!!!
『還魂』といえば、『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』第12話で、
揚子江カワイルカことリュ・ジェスク弁護士
こちらのイ・ボンリョンさんも、『三姉妹』にちらっと出てきます。
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ストーリーが、なんといいますか、
イライラするキャラクターが多いので、
他のドラマで顔なじみの人が出てくると、気分転換になりますね。
『三姉妹』の感想(ちょっとネタバレ)
正直、好みな作品ではありませんでした。
3人とも、人生うまくいっていなくて、
解決もしないまま、エンディングですし。
幼少時代の、父親の虐待により、
長女ヒスクは、「ごめんなさい」が口癖になり、
三姉妹の下にいる弟は、うつ病?で閉じこもり。
姉と弟の虐待を目の当たりにしてきた次女は、
後ろめたさからキリスト教にのめりこみ、
覚えていない三女も、あいまいな記憶のまま不安だけを抱えている。
父親はもちろん許しがたいのですが、
母親が、体面のせいなのか、父親をかばうんですね。
こちらの方が、より腹が立ちました。
過去に受けてしまった虐待の事実は変えられないけれど、
次女ミヨンは、父親に「謝罪」を求めました。
もし心からの謝罪があれば、変われるのかもしれません。
キリスト教批判
次女ミヨンが熱心に信じているキリスト教。
描かれている信仰生活が、
娘が泣き出すほどにお祈りを強要したり、
あまりに感情的な熱狂祈祷だったり、
信者の中で浮気したり、
子どもを虐待しながら教会のお偉いさんになったり、
映画では誇張しているように感じますが、
残念ながらこれらは、教会のアルアルだったりするわけです。
三姉妹+弟が受けていた父親の虐待。
オトナたちも教会も、
子どもたちを助けるどころか、
虐待する方の肩をもち、子どもたちの傷を深くしてしまった。
三姉妹+弟は、人生が歪んでしまったけれど、
何十年もかかったけれど、
お前たちは間違っていた!
間違えを認めろ!
と、やっと叫ぶことができた・・・ということでしょうか。
癌が治るかどうかわからない、
離婚するのかどうかわからない、
連れ子と仲良くできるかどうかわからない、
それでも、ココから改めてスタートしよう、
と、三姉妹の表情は明るいラストでした。
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最後まで読んでいただきありがとうございます。
皆さまの韓国語の勉強に少しでもお役にたちますように!
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