ネットフリックス『家いっぱいの愛』最後まで見終わっての感想
ネットフリックスで公開中の『家いっぱいの愛(가족×멜로:家族×メロ)』全12回、見終わりました。途中で見るのをやめるほどつまらないわけではありませんでしたが、人にお勧めするほどでもなかったかな・・・。
『家いっぱいの愛』のあらすじや予告編については
以前の記事、こちらで。
『家いっぱいの愛』もたついた展開
父親のムジンは、事業を起こしては失敗して、
結局、家を出ていきます。その後、死亡したと思われていました。
家族が住んでいるアパートの大家さんが亡くなったタイミングで、
突然、ムジンが11年ぶりに
もう一度家族をやり直したい
と言って戻ってきます。しかも金持ちになって。
ここで、
11年間、どこにいたのか
ムジンは元の大家さんの死亡に関わっているのか
何をして金持ちになったのか
という謎からドラマが始まるのですが、
これらの真相が明らかになるのが、
11年間、どこにいたのか⇒6話で判明
大家さん死亡の真相⇒10話で判明
金持ちになった経緯⇒11話で判明
結局、最後までこれらの謎は持ち越されました。
最近のドラマの展開からすると、かなりスローテンポです。
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『家いっぱいの愛』よかった点
11年ぶりに再会した元夫婦が、
夫:家族を守るために姿を消していた
妻:やっぱり好きな感情がある
ということだったら、通常は、
お互いもっと正直になってやり直そう
となるところ、
1人の時間も悪くない
妻・母、夫・父以前に1人の個人として充実させよう
という結論になりました。
そして月1回、家族4人集まって食事する
という時も、
お母さんが特別料理をつくるのではなく、
料理持ち寄りのポットラック:포트럭!
娘のミレの恋愛についても、
相手のテピョンは社長の息子
だったら、これまでなら
娘の華やかな結婚式、再結合した両親がにこやかに同席
という最終回が想像されますが、
ミレは、最初から最後まで
非婚主義:비혼주의
の考えを変えませんでした。
『家いっぱいの愛』のメッセージは、
母・娘・妻という役割から自由になって、
1人の人間として、経済的にもやりがい的にも充実させよう
それを尊重する男女のパートナーシップは結婚だけじゃない
ということなのでしょう。
やりたいことがあっても夢の実現にはお金がかかるし
結婚を選ばない場合は、親が半狂乱になって説教してくるし
財閥家に生まれても、家父長制がより厳しくて息苦しい
という、相変わらずの現実がある中で、
『家いっぱいの愛』は、
「家」からの独立・自立
という理想を、具体的に描いてくれたドラマ
といえるでしょうか。
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最後まで読んでいただきありがとうございます。
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