お勧め韓国ドラマ『六龍が飛ぶ』最終回!『根の深い木』につながるムヒュルの名セリフ 日韓対訳つき
『六龍が飛ぶ』の49話の最後と最終回の冒頭に出てくるムヒュルのセリフが、泣けるのです。
『六龍が飛ぶ』クライマックス
ムミョンは、イ・バンウォンのやろうとしていることが、チョン・ドジョンの政策を踏襲していることに気が付き、イ・バンウォンを暗殺しようとします。
ぎりぎりで逃げることができたイ・バンウォンですが、キル・ソンミに捕まり、もうだめか!と思ったところに、ムヒュルが登場。
무사ー! 무횰!
武士、ムヒュル!
한치의 실수도 없이 명을 수행할 것입니다
寸分の落ち度なく命令を遂行します。
この場面の前にムヒュルは、バンウォンが権力を掴むために、残虐に人を殺していくことに耐えられず、故郷に帰る決心を伝えていました。
虫の知らせか、戻ってきたのですね。
そして、このセリフは『根の深い木』に繋がっていました。
『根の深い木』第2話
バンウォンの、全てを力で自分に従わせようとするやり方は変わっておらず、息子イ・ドは現実逃避の日々でした。
が、一人の少年を救うために、初めて父親バンウォンに逆らいます。
「この少年を斬るなら、先に私を斬ってください」と。
子供時代のイ・ドは、ソン・ジュンギでした。
息子でさえ、きっとその気になれば殺してしまう勢いのイ・バンウォン。
ここでイ・ドはムヒュルに命じます。
내가 누군가에게 살해 당한다면 넌 즉시 임금을 시해 한 자를 목을 쳐야 할 것이다. 알겠느냐
私が誰かに殺されたら、直ちに手を下したものを捕えよ。分かったか。
たとえ私の父親であっても、職務を遂行せよ。
これが、何もできなかった王イ・ド最後の命令だ。
落ち度なく行え。
父親バンウォンが、刀を息子イ・ドの首に突き付けると、
剣を抜いて、バンウォンに向けます。
무사ー!무휼!
武士、ムヒュル!
한치의 실수도 없이
必ずや正確に
명을 수행할 것입니다
命令を遂行します。
日本語字幕は微妙に変わっていますが、韓国語のセリフは同じです。
ムヒュルとバンウォンの「歴史」を知ってから、
『根の深い木』第2話の、このシーンを見ると、感慨深いです。
バンウォンを守るために叫んだセリフを、
バンウォンに剣を向けて叫んでいるのですから、その心中や…。
バンウォンが「皆が笑える世の中」を作る人だと信じてついていき、
でも、誰も笑っていない世の中になってしまって失望しました。
が、息子イ・ドの護衛武士になってくれと言ったバンウォンは、
イ・ドは「懐かしい人たちに似ている」
と言っていました。
バンウォンが、権力を掴むために手放したものを、
ムヒュルが守っていってくれている、と、
バンウォンもそう理解していると思いたいのですが。
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皆さまの韓国語の勉強に少しでもお役にたちますように!
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コメント
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こんにちは(´∀`)
ムヒュルだけでなく、『六龍が飛ぶ』を観ると、『根の深い木』でちょっと疑問に思っていたこととかがちゃんと解決していて、時々、お~!と思うことがあって面白かったです(´艸`)
同じスタッフなので当たり前かもしれませんが、あらゆるところで辻褄を合わせていたのがすごかったですね~
イ・バンジとムヒュルは架空の人物だそうですが、すっかり実在の人物を思って観ていて、『六龍が飛ぶ』視聴後に架空と知って驚いたほどです。
『六龍が飛ぶ』のムヒュルは、本当に民の声そのものの人物でしたよね。
離れていったムヒュルを見て、バンウォン改心して~と思いましたが、まぁ、史実は変えられませんしね(´艸`)
バンウォンという人も本当にイヤな人物だと思うのですが、チョン・ドジョンの方が嫌いすぎて、バンウォンに肩入れして観てました。
『六龍が飛ぶ』でムヒュルを演じたユン・ギュンサンさんは、『根の深い木』とチョ・ジヌンさんのムヒュルのファンだったそうですね。
恐れと楽しみをもって演じたとのことですが、背丈も似ているし、どちらのムヒュルもよかったですよね(´艸`)
それで、この↓動画をご覧になったことありますか?ムヒュルファンとしては嬉しい動画です(〃∇〃)
リンクが上手く貼れていないようでしたら、YouTubeのSBSNOWチャンネル『SBS[육룡이나르샤]-무휼vs무휼』というタイトルの動画ですので検索してみてくださいね(´∀`)
https://www.youtube.com/watch?v=4KULwQSP7zs
NICO様
コメントありがとうございます!
ムヒュルVSムヒュル、私も見ました。
『六龍』と『根の深い木』の重なる部分を検証した動画が多く出ていて、
みさなん、よく観察しているなあと驚きながら見ていました。
NICOさんは、チョン・ドジョンのアンチだったのですね。
歴史ものはネタバレしているので、チョン・ドジョンが敗者だと思いながら見ていると、
「負けている方を応援する」心理といいますか、
私はチョン・ドジョンに無念さを感じながら共感してみていました。
高麗から朝鮮への変わり目は、ほかでもたくさん扱われている題材なので、
架空の人物をいれたり、独自の解釈をしたり、
作り手側が知恵とエネルギーを絞った熱意が、作品からも感じられました。
そして、作り手側の術中に見事にはまったのか、
『六龍』を見終わった後、いろいろ確かめたくなって、『根の深い木』を再び見てしまいました。
しかし、さすが50話はボリュームがあるので、
しばらく長編はいいや、という疲れが残りますね(笑)。
ではでは、コメントありがとうございました!またお越しくださいませ。