ドラマで韓国語学習

• 2016.2.15
• 韓国語の基礎, 韓国語の発音
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【韓国語の基礎②】子音をコンプリート

前回、単母音８個と子音をいくつか覚えました。
次は、基本の子音10個と「おまけ」9個、合計19個、
コンプリートしましょう。

基本の子音１０個

次の１０個が基本の子音です。

ㄱ 　ㄴ 　ㄷ 　ㄹ 　ㅁ 　ㅂ 　ㅅ 　ㅇ 　ㅈ 　ㅎ

子音だけでは文字になりませんので、
「a」の母音ㅏをつけて発音してみましょう。
下につく母音、ㅜ, ㅡをつけた形も書いておきます。

가   カ行　구,그
나   ナ行　누, 느
다　タ、テ、ト　두（トゥ）디は（ティ）
라　ラ行　루, 르
마　マ行　무, 므
바　パ行　부, 브
사　サ行　수, 스
아　ア行　우, 으
자　チャ、チュ、チョ주, 즈
하　ハ行　후, 흐

濁るか濁らないか

このうち、가 다 바 자は、語中にくると濁音になります。

가구（家具） ka-ku⇒語中は濁る⇒ka-gu
바다（海）　pa-ta⇒語中は濁る⇒pa-da
모자（帽子）　mo-cha⇒語中は濁る⇒mo-ja

日本語では「清音/濁音」といいますが、パ行は「清音/濁音」の関係になりません。

清音　　　   濁音          半濁音
日本語　　ハ ha　　   バ ba　　パ pa
韓国語　　(하 ha)　  바 ba    바 pa

また、日本語のサ行には、濁音のザ行がありますが、
韓国語には、「Z」の音がないので、ザ、ヅ、ゼ、ゾは表記できません。

日本語の固有名詞でこれらの音がある場合、
近い音を使って書き表しています。
「あざみ野」の「ざ」は자を使っていますね。

ジは지がありますが、
語頭の지は[chi]（チ）、語中の지は[ji]（ヂ/ジ）です。

タ行の不思議

日本語のタ行、タ、チ、ツ、テ、ト。
これらをローマ字で書いてみると、
タ　ta
チ  chi
ツ  tsu
テ  te
ト  to

子音が「ｔ」のものはタ、テ、トだけなんですね。

韓国語の子音ㄷは語頭では「ｔ」なので、
子音を全部「ｔ」で書くと、

ta 다 （タ）
ti  디　（ティ）
tu 두　（トゥ）
te 데　（テ）
to 도　（ト）

日本語の「チ」は、子音がchですから、韓国語では「지」、
日本語の「ツ」は、韓国語では表記できません。

「綱島」の「つ」は츠を使っています。

激音と濃音

基本の子音10個を覚えれば、あとは「おまけ」です。

激音、濃音の部分だけ取り出すと、

「激音」は、息を激しく出す音です。文字は、線が一本増えたり、点が増えたり。
「濃音」は、喉を締め付けて出す音です。平音の子音をふたつ重ねて書きます。

「カ」の音を例にとると、
平音は、ふつうに「カ」
激音は、声を出さずに息だけで「カ」と発音する感じです。
淡がからんで、吐き出す時の「カー！」という音です。
濃音は、頭に「ッ」を付けて発音する感じです。
「까」を単独で発音すると難しいと感じますが、たとえば、
아까（さっき）の場合「アッカ」と小さな「ッ」を入れられます。
この時の「ッカ」が濃音です。

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子音１９コンプリート

これで、子音がすべて出そろいました。
単母音8個、覚えていますか？
次の単語を読んでみましょう。

어머니
크리스마스
치마 저고리

声に出して発音すると意味が分かるのではないでしょうか。

어머니　　　　オモニ（お母さん）「広いオ」ですね。
크리스마스　　クリスマス
치마 저고리　　チマチョゴリ　「チマ」がスカートのことです。

オマケの動画

1980年の歌なのですが、私が韓国へ留学していたころ（1986年）、
よく聞こえてきた歌です。
송창식（ソン・チャンシク） 가나다라（カナタラ）

歌詞を先にご紹介しましょう。

가나다라마바사 아자차카타파하 헤이헤이
하고싶은 말들은 너무너무 많은데
이내　노래는 너무너무 짧고
일이삼사오육칠팔구하고　십이요 헤이헤이
하고싶은 일들은 너무너무　많은데
이내 두팔이 너무 모자라고

太字のところです。
最初に「カナタラマパサ・・・」と子音を覚えられるんですね。
そして、4行目には漢数字。
面白い歌なので、ぜひ聞いてみてください。

가나다라마바사 아자차카타파하 헤이헤이
カナダラマバサ　アジャチャカタパハ　ヘッヘーイ

하고싶은 말들은 너무너무 많은데
言いたいことはたくさんあるけど

이내　노래는 너무너무 짧고
この歌は短すぎる

일이삼사오육칠팔구하고　십이요 헤이헤이
一二三四五六七八九そして十　ヘッヘーイ

하고싶은 일들은 너무너무　많은데
やりたいことはたくさんあるけど

이내 두팔이 너무 모자라고
この二本の腕じゃ足りなすぎる

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