『相続者たち』イ・ミンホのバックハグ~きっと会いたくなるよ
『相続者たち』は、名前の読み方についてと、
「かわいいね」と言われた時の返事の仕方について、取り上げましたが、
やはり、「バックハグ」の名場面ははずせませんね。
バックハグ+耳元のささやき
腕をつかまれ、バックハグというだけでも、きゅんきゅんものですが、
耳元で「俺を信じて待ってろ」的なセリフまで。
3分30秒から
いったい私の言っていること聞いてるの?
待ってろ
이세상 모든 문턱을 넘을 수 있게 해줄게.
この世のすべての敷居を越えさせてやる
지금 방법을 생각 중이야.
今、方法を考えている
캠프 잘 다녀와. 보고 싶을 거야.
キャンプ、気を付けて、会いたくなるよ、きっと。
本当は敷居
キム・タンのセリフ
この世のすべての壁を越えさせてやる
と言っていますが、
「壁」に相当する単語は、문턱です。
本来的には「敷居」です。
턱が「でっぱり」とか「段差」という意味で、
문が「門、ドア」ですので、
入口のでっぱり、つまり「敷居」ということです。
턱の意味いろいろ
턱はたくさん意味があります。
よく使うところでは、顔の部分、「あご」。
日本語と同じように、驚いたり、笑いすぎたときに、
「顎が外れる」という表現をします。
턱이 빠지다 (トギ パジダ) 顎が外れる
너무 웃겨서 턱이 빠길 것 같다
あんまりおかしくて、顎が外れそう。
もう一つ、턱には「おごり」「もてなし」の意味があります。
한턱을 내다 (ハントグル ネダ) いっぱい奢る
합격했으니까 한턱 내야지.
合格したんだから、一杯おごらなきゃ。
この例文で、おごるのは、合格した人です。
ちなみに、日本では、よいことがあった人に周りが祝ってあげますが、
韓国では、よいことがあった人が周りにご馳走します。
恋人の仲を阻む壁
この場面、日本語訳は「壁」になっていますが、
「敷居」とすべきだなと思う理由があります。
ウンサンがキム・タンの部屋に入るかどうか、ためらって、
ついに、部屋に入るまで、かなり時間がかかります。
廊下と部屋の間の床に、目立つように白い線があるんですよね。
その線を越えて、部屋に入る場面が、かなり丁寧に描かれています。
一般的には、「障壁」という言葉があるくらいですから、
仲を阻むものは「壁」というほうが、わかりやすいですよね。
「ガチョウの夢」でも、「壁」でした。
冷たく立ちはだかる運命という壁の前に
저 차갑게 서있는 운명이란 벽앞에
敷居を超えた後の会話
動画全部は長いので、この会話が始まる前の部分を見てみましょう。
3分4秒あたりから
少しだけ、一分でいい。始めてきただろ。
来てはいけない場所よ
네가 사는 집과 내가 사는 방은 다른 세계야.
私の部屋とは世界が違う
세상에는 내가 넘을 수 없는 문턱들이 있어
私には絶対越えられない敷居があるのよ
이 방은 그런 문턱이야.
この部屋はそういう敷居なの
バックハグを韓国語で
最後に、「バックハグ」を韓国語でなんというか。
そのまま英語で「バックハグ」なのですが、
백허그
と書きます。カタカナルビを振るとしたら「ペッホグ」ですね。
同じback hugという単語を
日本語の耳には、バックハグと聞こえ、
韓国語の耳には、백허그と聞こえるのでしょう。
ちなみに、「バックハグして」と言いたいときは、
後ろから私を抱きしめて
という表現を使うようです。
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