映画『マスター』2時間半があっという間だけれど…主演3人の魅力満載だけど…

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11月10日の公開初日が金曜日。この日は静岡で仕事、そして静岡は金曜日がレディスデー。さらに、静岡の映画館は「空いているのです」。この日も初日だけど20人もいなかったかなあ。

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実際の事件をもとにした映画

実在した天才詐欺師チョ・ヒパルをモデルにした映画です。
海外逃亡したチョ・ヒパルは2012年に死亡したことになっているが、
本当は生きているんじゃないか、と当時から問題になっていて、

彼が生きていたら、また大詐偽事件を起こすだろう、
その裏にいる政財界の大物もろとも、やっつけたい

という映画です。
「マスター」とチョ・ヒパル事件について

予告編

主演の3人

まず、天才詐欺師、チン会長役のイ・ビョンホン
1
映画「インサイダーズー内部者たちー」(財界と政治家の裏金ファイルをあばくお話)に出ていました。

天才刑事キム・ジェミョン役のカン・ドンウォン
2
映画「華麗なるリベンジ」(政治家と検察の癒着をあばくお話)に出ていました。

天才ハッカーパク・チャングン役のキム・ウビン
3
映画「技術者たち」(税関の裏金をあばくお話)に出ていました。

韓国での評価

韓国では700万を超える観客を動員したので、大成功でした。
映画の評点で高い点数をつけているのは、ほとんどが女性で、
主演3名の「イケメン」が映画の成功を後押ししたのだろうと言われています。

新聞や評論家たちのレビューを検索してみると、辛口なものが多いです。
主に「既視感」を指摘しています。つまり、
主演3人の前作はいずれも「悪をあばく」シリーズで、しかも
みんな、潜入して騙しあうという、という点も共通しているので、「ああ、またか」と思ってしまうわけですね。

ネタが出尽くしたか、と思わざるを得ない後続作品のつらさでしょうか。

それでも、この作品なりの特色や魅力があれば、よいのですが、
一番の欠点として挙げられているのが、登場人物たちに「深み」がないこと。
つまり、主演の3人の「過去」が描かれていないので、たとえば、
イ・ビョンホンは、なぜこんな大きな詐欺ができるのか、
カン・ドンウォンは、なぜルールを犯してまで悪を捕まえたいのか、
というのがわからないままです。

たとえば「華麗なるリベンジ」のファン・ジョンミンは、暴力警察官だったので、罠に落ちる素地があったわけで、そこから不正に立ち向かおうとする心の変遷があったから、説得力をもつことができました。

そういう点でいえば、キム・ウビンの天才ハッカーは、
二重スパイのように振舞いながら、カン・ドンウォンに、
「正しいことをさせてくれてありがとう」
みたいなセリフを言うに至るまでの「心の動き」があったのでよかったです。

演技力では高い評価

あれこれ、作品の完成度の面では辛口な評価が多いながらも、
役者の演技力という面では、高い評価を得ています。

特に「さすがイ・ビョンホン」。
ドラマ「美しき日々」では財閥御曹司の品格を表し、
この映画「マスター」では、品のない金持ち成金になり、
「内部者たち」での汚いチンピラの時には本当に汚く見えたって、すごいです。

カン・ドンウォンは、今回、感情表現のない冷静・沈着な刑事なので、「演技の見せ場」が少なかったのですが、それでも、多くの作品に出ずっぱりなのに、それぞれ「別人」に見えるというのが「さすが」ですね。

こういうベテランにはさまれて、キム・ウビンはプレッシャー強かったでしょうね。キム・ウビンのふざけたお茶目な演技は、どうしても「相続者」のチェ・ヨンドに見えてしまう。
はやく元気な姿でカムバックしてほしいです。

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最後に気になるセリフ

キム・ウビンが警察から「スパイになれ」と持ち掛けられたとき、
こっそり連絡をとるために渡された携帯電話。
4
이거, 우리의 오작교.
私たちのホットライン。

キム・ウビンは、警察もイ・ビョンホンも裏切って、
仲間のハッカーに逃亡を持ちかけるときも、こっそり連絡をとるための携帯電話を
이거, 우리의 오작교.
俺たちのホットライン。
といって渡していました。

「烏鵲橋(オジャッキョ)の兄弟たち」というドラマがありましたが、そのときの解説によると、
오작교(オジャッキョ)
朝鮮に伝わる伝説上の橋。旧暦7月7日、離ればなれの彦星と織姫の2つの星が会えるように数万羽の烏と鵲(カササギ)たちが、銀河に集まり出来た橋。

というわけで、こっちとあっちを繋ぐモノの象徴です。

日本でも同じように「天の川にカササギの橋ができる」と言われていますが、
「二人だけのホットライン」という意味で「これがカササギの橋ね」
とは言いません・・・が、

今度、誰かがラインを始めたときなどに、
어, 우리의 오작교네!(オ ウリエ オチャッキョネ)
私たちのオジャッキョだね!
なんて、使ってみようかな、と思いました。

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