チ・チャンウク主演映画『捏造された都市』韓国での評価

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ドラマ『怪しいパートナー』が始まって、ふとチ・チャンウクの初映画作品『捏造された都市』を思い出しました。いつ日本にくるのでしょう??

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2017年2月韓国で上映

予告編


予告編の解説はこちら。

まだ、日本での上映情報はないようですが、
韓国での評判はどうだったのだろうかと調べてみました。

観客動員数は250万ほど。
うーん、あまりヒットしなかったようですね。

映画の新聞レビュー

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2017年2月20日、朝鮮日報の記事です。

模範的な権力者はいないのか

権力者と金持ちに期待されるのは、古今東西かわらず「Noblesse oblige」、他人が手にできないものを手にしているからには、常に模範であってほしいという希望だ。
韓国では、少なくとも映画で描かれる権力者や金持ちは、理想からは程遠い。

権力者はさらに力を持つために国民を踏みにじり、金持ちはさらに富を増やすために庶民を搾取する。彼らはほんの少しの良心も道徳も持ち合わせてはいない。
それどころか、権力や富を手にするために不正を働き、それを隠そうとする。

無職vs権力者

2月9日に封切られた『捏造された都市』もまた、この「公式」が当てはまる映画だ。

クォン・ユ(チ・チャンウク)は、ゲームの世界では完璧なリーダーだが、実際にはゲームセンターを転々とする無職の若者。
突然、殺人の濡れ衣を着せられるが、刑務所で暴力を振るわれ、身の潔白を証明するため脱獄する。
引きこもりのハッカー(シム・ウンギョン)と、デモリション(アン・ジェホ)らの協力を得て、反撃が始まる。

仲間たちがクォン・ユを信じたのは、事件の真実が、たった3分16秒ですべて消されていたことが、ハッキングによりわかったからだ。いったい誰がかれに濡れ衣を着せたのか。富と権力をもった架空の敵を相手に、彼らのやり方で事件を追っていく。

映画は126分という時間を感じさせないほどの出来栄えで、結末の爽快感もすばらしい。

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従来通りの権力者象

しかし、残念なのは、この映画で描かれる権力者と富裕層は、みなクォン・ユを最後まで踏みにじろうとする悪人で、クォン・ユの痛みに共感するのは、同じ下層民である、という点だ。

2015年のヒット作『ベテラン』でも、ユ・アインが演じた財閥3世は、世の中のすべての悪を体現したような悪人だった。

同じく『インサイダーズ、内部者たち」でも、財閥や政治家は既得権を守るために、悪行を尽くした。


この国の現状は、政財界の権力者の汚職などの報道が後を絶たず、彼らが正しく裁かれることもないので、国民の怒りの対象になるのも当然である。
だから、映画の中だけでも、主人公が彼らを断罪し、復讐する姿を見て、代理満足しているのかもしれない。

新しい権力者象

しかし「褒めればクジラも踊る(豚もおだてりゃ木に登る)」という言葉があるように、発想を変えてみてはどうだろうか。権力者や金持ちの立派な姿、善行を無理やりにでも描いてみる。

スクリーンの中のハンサムな財閥3世が、魅力たっぷりな政治家に触発される権力者が現れないとも限らない。

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権力との戦いを、ゲームを素材に描いているというのは新しいけれど、
内容的には「従来通り」という評価ですね。

でも、おだてても踊らないし、木にも登らないのが権力者じゃないかなー
と思います。
それでも、映画をみて「代理満足」するだけでは、世の中を変えることはできない、と言いたいのでしょうね。

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