映画『7号室』自営業や非正規職の閉そく感

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EXO(エクソ)のド・ギョンスが出演している映画『7号室』。キュンキュンする恋愛ものでもなく、悪をやっつけてすっきりするリベンジものでもなく、地味めなコメディーでした。

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キャストとあらすじ

韓国で2017年11月公開、日本で2018年8月公開
2
公式HP

監督:イ・ヨンスン
シン・ハギュン:ドゥシク
(DVDルームの経営主)
ド・ギョンス:テジョン
(DVDルームでアルバイトする学生)
キム・ドンヨン:ハヌク
(DVDルームに新しく来たアルバイト)

あらすじ
ドゥシクは狎鴎亭(アックジョン)洞でDVDルームを経営しているが、不動産屋の話と違い、まったく儲からないので、権利金を返してもらうために店を売りに出す。
アルバイトのテジョンは学費を払うために負った借金のために仕方なく預かった麻薬を「7号室」に隠す。
ある日、水漏れを掃除していたハヌクが感電死してしまう。死者が出た店と知られたら店が売れなくなってしまうと、ドゥシクは「7号室」に死体を隠す・・・。

予告編


テジョン:社長、7号室なんで鍵かけるんですか?
ドゥシク:お前には関係ないだろ
ドゥ:神様仏様、お金持ちになれますように。
ドゥ:店を売りに出してから5か月だよ。
ドゥ:ファブリーズをまく
テ:新しくアルバイト雇うお金あるんですか?
ドゥ:店が売れればすべて解決だ。
テ:アルバイト代、未払い200万ですから。
麻薬:10日ほど預かってくれ、お前の借金もおわる
ハヌク:私のアルバイト先はみんな繁盛するんですよ
不動産屋:ラッキーボーイだな
ドゥ:今日も満室ですよ
不動産屋:買ってくれそうだな
ドゥ:社長さん!
不動産屋:3日後に契約だ
ドゥ:お疲れさまでした!
<感電事故>
不動産屋:契約書にハンコつくまで問題起こすなよ
麻薬:3日だ
ドゥ:7号室で何やってるんだ?
テ:なんで鍵かけてるんですか?
テ:社長さん、今、店ですか?
ドゥ:ダメだ!待ってくれ!
<警察>
ドゥ:ここには何もないって言ってるだろ!


登場する人々の顔ぶれ

まず、なんといっても、シン・ハギュンとド・ギョンスは、いい役者さんだなあというのが一番の感想です。

5
망해가는 DVD방 사장
つぶれかけたDVDルームの 社長

4
출구없는 노답 청춘 알바생
出口なく、答えもない青春 アルバイト学生

それから、ちょい役ですが、なつかしい『ミセン』の資源チームのこの方たちが出ています。
最初は嫌な奴だったハ代理
6

気の弱い資源部チョン課長
7

なぜ「7号室」なのか

1号室でもなければ、3号室でもない7号室。
監督インタビューによると、

「7」は、よく言われる「ラッキー7」という幸運の数字でもあるが、
「7号室」で検索すると、葬儀場がヒットする。
映画では、最初7号室は仏像がおかれた祈祷場だったが、最後は死体置き場になったという、表と裏が一体になった空間という意味がある。

だそうです。
3

ざっくり感想

登場人物が、
赤字がかさむDVDルームの経営者、
学費のための借金返済に追われる大学生、
偏見と差別に負けず真面目に働く朝鮮族中国人、
という、いわゆる「負け組(甲乙の乙)」にくくられる人々です。

しかも経営者ドゥシクは、自分が手を下したわけではなく、感電して死んでしまったハヌクの死体を抱えてしまう。
大学生テジョンは、知り合いから麻薬の保管を押し付けられてしまう。

それが、
狎鴎亭(アックジョン)洞という地域の
DVDルームという空間の、
さらに7号室という密室に閉じ込められる閉そく感。

その7号室を、開けろ、開けるな、のドタバタを経て、
最後は、これは、解放感なんだろうか・・・。

それにしても、ド・ギョンス君。
『カート(明日へ)』とか『あの日兄貴がともした灯』とか、
鬱屈した役が、ぴったりはまります。
「ウロロン、ウロロン」と踊っているディオとはまるで別人。

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