『六龍が飛ぶ』第1回、ユ・アイン「小生、イ・バンウォンと申します」
市民講座の受講生の方から、『六龍が飛ぶ』録画DVDをいただき、感謝感激しながら視聴しました。
初回は、人物紹介と時代・状況説明が主な内容なので、詳しく紹介してしまいましょう。
時代は高麗末期。高麗は918年建国で1392年まで続いた王国でした。首都は開京개경(ケギョン)。
李成桂が統治する咸州함주(ハムジュ)と、首都開京都の位置はこんな感じです。
両方とも、現在の北朝鮮側にあるんですね。
まず三龍登場
チョン・ドジョンと村人が開京に向かう山道を歩いています。
二人の会話で、今、開京は政府の搾取がひどい状態だということがわかります。
その後、チョン・ドジョンが秘密基地のようなところに入ると
イ・バンウォン(ユ・アイン)が待っていました。
チョン・ドジョンに「お前は誰だ?」と問われ、
長い間、お待ちしていました、師匠。
소생 이방원이라 하옵니다.
小生、イ・バンウォンと申します。
韓国語でも「自分」のことを「小生・소생(ソセン)」っていうんですね。
イ・バンジも後ろからこっそりつけてきたようです。
「お前は誰だ?」と聞かれ、
イ・バンジは「お前にだまされた者だ」
と答えます。何があったのでしょうね。
李成桂(イ・ソンゲ)登場
バンウォンの子供時代にさかのぼります。
裏切り者を、バンウォンとその兄が追いかけて、捕まえます。
そして、父・李成桂(イ・ソンゲ)が登場。
格好良すぎます。
ここで子供のバンウォンが
お父さんはやっぱりチャントゥガルだ。
と、モンゴル語を使います。
チャントゥガルは「男の中の男」という意味だそうです。
李成桂は元の武官だったとか。
捕まえた裏切り者は、李仁謙(イ・イムギョム)のスパイだとの疑いで、
殺されます。
李仁謙は、開京にいる実力者で、李成桂の政敵らしいと分かります。
裏切り者処刑のあと、バンウォンと兄と護衛武士ヨンギュの三人で、
「李成桂は裏切りを絶対に許さない」という話をします。
若いころ、李成桂と義兄弟だった趙小生(チョ・ソセン)の裏切りを許さず、
兄と慕った趙小生を弓で殺した、
という話をバンウォンは兄たちから聞きました。
護衛武士ヨンギュ
こうみえて、剣の腕は一流。
李成桂の上京
李仁謙たちの圧政ぶりに不満を抱く人たちが、
李成桂を都に招き入れるよう、王にお願いしていました。
それがようやく実現することになりました。
元との修好をやめて、戦争を止める。
というのが、この人たちの主張です。
元との修好を続けると、明との戦争に引きずり込まれるから。
一方、李仁謙たちは、李成桂が来たら力のバランスが崩れ、
現在の最高実力者の地位が危うくなると心配し始めます。
悩む李仁謙
バンジ・プニ兄妹登場
バンウォンは、李成桂の使者たちと開京に入ったとたん、
物乞い・泥棒の子供たちに身ぐるみはがされます。
それが、イ・バンジ(幼名タンセ)と妹・プニでした。
タンセ・プニはお母さんを探しているところでした。
お母さんを誘拐した犯人のマークと、
バンウォンたちが追うスパイのマークが同じ。
3人一緒に、スパイの送り出し主・李仁謙の屋敷に忍び込みます。
タンセ・プニ兄妹は、倉庫に閉じ込められ、
バンウォンは、追い出されました。
バンウォンは、開京の町で、飢え死した死体の山を見ていました。
その現実に反し、李仁謙の屋敷では、豚に母乳を飲ませていました。
(豚肉が夢のようにおいしくなるらしい)
李仁謙は間違っている、その間違いを正すのが父・李成桂だと
バンウォンは父を信じていました。
スポンサーリンク
脅しに屈した李成桂
スパイの働きで、李仁謙は李成桂の秘密を握ります。
上京した李成桂をもてなすという口実で、屋敷に招き、
その秘密を演劇で見せつけます。
若いころ、李成桂と義兄弟だった趙小生の裏切りを許さず、
兄と慕った趙小生を弓で殺した
という話は、実は逆で、
元と高麗の戦いで、元に勝ち目がないと分かった李成桂の父が、
最後まで元として戦うと言っていた趙小生を李成桂に殺させた。
そして、趙小生の功績を李親子が横取りした。
つまり真実は、李成桂が趙小生を裏切ったのでした。
歓迎の宴がおわったあと、李仁謙は李成桂を呼び出し、
この秘密をみんなにばらすぞ、政界での信頼ガタ落ちだぞ
と脅迫します。
なんと!李成桂は李仁謙に頭を下げて、
どうか、秘密にしてください
とお願いするのでした。
バンウォンは、父・李成桂の屈辱的な姿を柱の陰から見ていました。
ーーーーーーーーーー
というのが初回の内容でした。
冒頭に、大人になったバンウォン、イ・バンジ・チョン、チョン・ドジョンが
出てきますが、
子供時代の話は長く続きそうです。
よろしかったらお願いします!
韓国語ランキング
自己紹介はこちら
最後まで読んでいただきありがとうございます。
皆さまの韓国語の勉強に少しでもお役にたちますように!
スポンサーリンク
コメント
-
2016年 3月 16日
-
2016年 3月 16日
-
2016年 3月 19日
-
2016年 3月 29日
-
2016年 4月 02日
-
2016年 4月 03日
-
2016年 4月 05日
この記事へのコメントはありません。